商店建築に、掲載されました。
2010.01.09
弊社のお手伝いさせて頂いた、歯科医院様が『商店建築2010/1月号』に掲載されました。飲食店や物販店等はよく掲載されるのですが、クリニックに関しては年1回程しか特集をしないので、歯科医院を取り上げて頂くのは、弊社も4度目です。今回は、矯正、審美、口腔外科、一般歯科、小児歯科など、4名のド クターが集まり、連携して行く非常に面白い経営形式を取った医院でした。それぞれ別々の踏み込んだブランディングを必要としましたので、非常に難しい事例 でしたがこのような形で、評価を頂き大変うれしく思っています。
医療現場においてのデザインも年々、患者様や業界全体の意識が上がっている様に感じました。少しでも、患者様や働く方々に良い環境の医院が増えてくる事は、とても良い事だと思います。
オジデザインワークス橋本
2010
2010.01.07
新年あけましておめでとうございます。本年の仕事始めとして、毎年溜池山王にある日枝神社にスタッフと新年詣りに行っています。『男坂』という急な階段を上り、お清めをして境内に入ると今年が始まると言う気持ちになります。

オジデザインワークス株式会社は、昨年歯科業界のインテリアデザインの業界への取り組みの発表として『デンタルデザインジャパン』の出版や、先生方に対しての、情報公開の場所として自社オフィス改装、メーカー様や、出版社様主催の、講演活動等、デザインを歯科医院経営上の一つの戦略として確立すべく努力してまいりました。成果として、大変うれしかった事は、仕事の受注するしないに関わらず、多くの方々の悩みや、夢、努力する姿勢等をお話をお聞かせ頂き有意義な時間を多く取れた事がとても有意義な事でした。暗い話が多い中、弊社に取って課題が多い事は、デザイナーに取って非常にチャンスであるとの決意と覚悟の上、足らずとも精一杯取り組んできた一つ一つの成果として、来る今年はより歯科業界への貢献を目指し精力的に”歯科医院を創る”事に年中夢中で取り組んで行きたいと考えています。今年も、業界が盛り上がる様一人でも多くの、歯科医院経営者様、歯科業界の方々にお会いし我々の考えて来たノウハウや、新たな課題に対して、良いデザインをご提案出来ればと考えています。オジデザインワークスは、カウンセリングフリーです。医院のブランディングや、集患、デザイン、看板、工事費用の押さえ方や、物件の選び方等、アポイント頂ければいつでもご案内致しますので、お気軽にご相談下さい。本年も、よろしくお願い致します。
オジデザインワークス橋本
オジデザインワークスの家具
2009.12.25
オジデザインワークスでは、打合せスペースが多くあり必要に応じてソファーであったり、大テーブルであったり、屋外であったり使い分けをしています。より有効な打合せをする為の一つのツールとして使用しています。

3階のミーティングルームには、Yチェアーという、デンマークの有名なデザイナー、ハンス・ウェグナーの椅子を使用しています。彼のデザインした椅子は、単に美しいだけではなく、とても座りやすく、現代の椅子の一つの基準を作り上げたのではないかと思います。

北欧は、夜が長いので、優れた椅子や、照明器具等のデザインが数多く、世界中で愛されています。また、ハンス・ウェグナーの椅子は、不思議と、日本の建築や空間にとても合わせ易く、日本の感覚である、”間”や”匠”などといった雰囲気にも似合ういすだと思います。好きな椅子は色々とありますが、自宅のダイニング等には最高の一品では無いでしょうか?
オジデザインワークス橋本
クリスマスイベント
2009.12.24
スタイリストの園山朝子です。先日の22日、ちょっと早めのクリスマスイベントに行ってきました。
会場は今年10年振りにライトアップされた表参道、GYREビル4Fの
SMOKE BAR&GRILL(スモーク バー アンド グリル)@表参道で開催されました。
このパーティーは俳優の佐藤浩市さんの奥様が行っているボランティア活動(Leela)の一環で定期的に行われているイベントですが、今回はクリスマスということもあり、
会場は沢山の人達で賑わっていました。
Leelaは『未来を生きる子どもたちとその世界のために、できることから取り組んでいきい』
ということで活動を行っており、会場には沢山の子どもたちも参加していて
パーティーはアットホームな感じで進められていきました♪
会場の片隅では、日本ではLeelaでしか購入出来ないPants to Povertyのパンツが販売されていて、
このパンツは世界の貧困撲滅を目指した、イギリスのオーガニックコットン・アンダーウェアブランドで、パンツ1枚につき約80円が児童労働なしで綿花の種を生産する組織に寄付されるそうです。
http://www.leela-japan.com
日本ではまだまだこういった活動に参加する機会が少ないかもしれませんが参加してみると、色々な職種の方達が積極的に参加していてビックリします。前回のイベントの時、イタリア人の学生の方が参加されていたのですが、世界中のボランティア活動に顔をだされているそうで、日本でもこの様な活動が行われるのをとても嬉しく思っているとお若いのに厚く語っていたのが印象的でした。
イベント中盤では亜矢さん(奥様)の妹さん、歌手のYUKAさんのLIVEが行われましたがただ今妊娠中で臨月だそう!
会場の外ではクリスマス前ということもあり、街はクリスマスモード一色。
写真は会場のテラスから撮った写真で、上から見る表参道の景色も、下から見る景色とまた違ってすごく綺麗でした♪

今日はクリスマス・イブ。
Share your Love & Thanks…….
サンタのソリに乗って、世界中にこどもたちに
愛が届きますように・・・
素敵なクリスマスをお過ごしください♪
スタイリスト園山朝子
遠方でのお仕事で、発見したユニバーサルデザイン
2009.12.18
オジデザインワークスでは、歯科医院のデザインやブランディングを主とした、設計のお仕事をしていますが、施工に関しては、メンテナンスの事を考慮し、医 院さんのご指定の業者さんや、メーカーさんのご紹介等の業者さんにお願いするケースがあります。勿論良い業者さんが、いない場合弊社より、ご紹介する事も 多々ありますが、北海道から、広島、松山、大阪、等、九州まで(沖縄のお仕事はまだ実績が無いのですが・・・)日本全国で対応が出来ます。施工を行わないデザイン・設計のみの会 社なので、お施主さまと、施工業者さんと3者で、品質や予算面、スケジュールなどより良い関係でお仕事ができる様体制をとっています。また会社は東京の港 区なのですが、全国でのお仕事のご依頼がありますので、私も多い時は、週に3回程新幹線や飛行機等で出張に行く事があります。出張の時、新幹線での移動で は比較的ゆっくり仕事ができたりしますので、割と大事な時間だったりします。例えばモノ作りの見地から新幹線の内装等を見ると、シートの寸法や、ウレタ ンのバランス、照明の照度、色温度など様々に、面白い所を見つけて感心したりする事があります。新幹線は新型の700系以外の古い機種等もまだ色々と、運 行していますので、進化した部分や、変更した部分、新規に取り入れた部分など、開発側にたって、色々と想像すると私も勉強になる事が多いです。「流石、世界一の新幹線だ」と思います。例えば、とても地味なのですが、窓面の日よけのブラインド等は、シンプルですが非常に難しい技術ではないかと思います。

スーと下ろすと、自分の好きな所で、ピッタリと止まり、たるみや、ズレは全くない!テンションとコンプレッションの絶妙な機能面のデザインが、日よけと窓、乗客の間に素晴らしいバランスをもたらす良い機能デザインだと思います。また、同じテンションとコンプレッションの絶妙なバランスで、感心するのはサイドテーブルの可動部のパーツです。

摩擦をうまく利用し、テーブルの自重とバランスを取り、手を離してもバタン!と落ちない様に作られています。可動部をよく見てみると、とても凝った作りに なっています。これにより、お子様や、老人でも、手を挟んだりの事故がなく、素晴らしいユニバーサルデザインのお手本だと思います。
オジデザインワークス橋本
ロゴマークのアイデア出し
2009.12.14
先日、当ブログにてデザイナー用のスケッチブックの説明をいたしました。そのスケッチブックを用いた、ロゴマークのアイデア出しをご紹介したいと思います。※物件によって、目的や条件が様々な我々の仕事は、そのアプローチもまたそれぞれの手法があります。今回は一例としてご紹介いたしまが、残念ながらイメージ写真は進行中の内容もあるので、ぼかしをかけています。すみません!
01.プロジェクトのはじめに、『デザインヒアリング』というイベントがあります。平面や空間、全体のディレクションといった見地で先生方に様々な質問を複数人のデザイナー同席で行ないます。医療で言えば、問診票やカルテの様なものでしょうか?組織的に、デザインを行う上で、各デザイナーが、ニーズを理解しミッション設定を行なう重要な時間帯です。私の担当するグラフィックの部分では、ロゴマークのやキービジュアル、ツール展開、サイン計画といった部分のアイデア出しのヒントとなる言葉をできるだけ多くヒアリングし読み込み作業を行います。

02.メモした内容から、派生して考えられる単語を書き出しインテリアデザイナーやスタイリスト、ディレクター等とミーティングを行い社内議論を行ないます。
03.各デザイナーとミッション設定、コンセプトの設定を行ないますが、絞り込みは行なわず、可能な限り大胆で、理想的な有り方を社内で共有化する事が、重要です!。
04.ロゴマークのラフスケッチを描いていきます。この時に大事なのが、決めたコンセプトを動かさないこと。つまりプロジェクトの目的等の領域を、しっかり想像して、デザインの表現部分を創造していくスタンスです。これを間違えるとただの個人的好みや、お絵描きで終わってしまい強いデザインにはなりません。一番難しい部分です。

05.段階段階で、各デザイナーとも協議を行ない、単語を書き出した時と同様に、ラフスケッチから医院イメージとうまく合致するマークにチェックをします。ここまでがスケッチブックを用いたアイデア出しです。
06.この後、チェックしたマークをトレースして形状を描き起こします。描き起こした複数案を、再度、社内協議にかけ、選定していき、協議、調整していきます。プレゼンテーション時にお見せする案は、数案ですが、何倍もの作業の末に進めていきます。

デザインというとPC上での作業がメインとイメージされることも多いかもしれません。しかし、このようにアイデア出しといった場合においては、やはり手によるアナログな作業が非常に大切です。今日もより良いものを生み出すため、手を動かし続けます。
グラフィックデザイナー永井弘人