よなよな、あたまを悩まされている。
鋼材に曲げ加工を施し、鎖状につながったあいつである。
知恵の輪。
ユーモラスで簡単に解けそうに見えてしまうが、実際はロジックであり「なんとなく」を否定し、楽しませてくれる。
その一見と違った一点の狙いは、デザインにも通じるモノを感じたりします。
例えば、院内デザインで、意匠的に演出している部分を、単純に美しいと感じてもらいながらも、機能としての目的やシーンをつくる事ができるように、バランス感覚を持ち、効果的にねらっていくことが、ブランドを形成する上では必要な要素となります。
知恵の輪は視覚的な概念にとらわれてしまうとなかなか解くことができない。
デザインもまた、既成概念にとらわれてしまうとなかなか先に進まない事があります。
ときおり、本を後ろから読んだり、逆さまに見たりして、新たな視点で物事を捉えられるように、視点のスイッチを切り替えます。
弊社刊行の「DENTAL DESIGN JAPAN」では、全編、写真構成としており、デザインに行き詰まった時の参考資料として、あえて逆さまに鑑賞していただければと思います。
きっと悩みも解けるはず。
オジデザインワークス半田