今、買うべきブランドの価値って何ですか?と言う特集が先月号の「VOGUE」で組まれていました。
世の中が不況から抜け出すことができず、ラグジュアリービジネスの不調や「若い世代のブランド離れ」を伝える報道とともに、「ブランドはもはや価値を失った」と言うような論調がひろがっている今、ブランドに携わっている人たち・経営者・ブランドを愛する人たちがさまざまな角度から語り、魅力を披露すると言う内容の特集でした。
ロシア文学者の亀山邦夫さんの「優れた文学はブランドである」言葉に惹かれ、この特集をするきっかけとなったそうです。
ブランドは文化や国や時代を超え、それを愛して理解する人々を結びつけ、より高み(色んな意味で)を目指そうとする人間の心を刺激する・・・・。
ファッションだけでなくインテリアにも言えることだなと共感しました。
愛着が持てる物とそうでない物の違い
「他にはない価値」=「クオリティ」との巡り会いからではないでしょうか?
クオリティとはなにも素材やディテール、機能性のことだけではなく、ある才能にしか生み出せないデザインやテイスト、そこに込められた精神も含みます。
それがどれだけ圧倒的かどうかが、ブランドをブランドたらしめるポイントになるのだと思います。
愛着がもてる自分にとって価値のある物は長く愛用するし、愛着の持てる物に囲まれて暮らすのはとても幸せだと思います。
日常にこそ愛着の持てる物、上質なものに囲まれるなんて最高の贅沢ですね。
弊社では歯科医院の設計だけでなく、ブランディングにも力を注いでおります。
先生方にとって他にはない価値をご提案していけるように今後も精進していきたいと思います。
インテリアスタイリスト梅本