サッカーワールドカップ南アフリカ大会、スペインがついに初優勝を決めましたね。今回は優勝候補といわれた強豪が予想外の展開となったり、逆に意外な検討を見せたチームもいくつかありました。そして、試合を重ねるごとに増していた日本代表のチーム力、私たちオジデザインワークスも相当の刺激をもらうことができました。
さて、アフリカ大陸で初の開催ということで、大会イメージもアフリカテイストが印象に残りました。
たとえばこれらのビジュアル。熱い空気、歓喜に舞う土埃、みずみずしい緑、人々のシルエットや全体の色合いなど、アフリカの情熱を彷彿とさせます。半年前に開催されたバンクーバー冬季オリンピックのグラフィックと比較するとさらに顕著です。
使用している書体も、武骨ながら熱いソウルを感じるアフリカンテイストです。調べてみると、今回のW杯のために制作された「Menyaka」という名前のオリジナルフォントで、「南アフリカの個性・自由な精神を反映した動きのある書体」とのことです(意訳ですが…)。国旗をあしらった大会ロゴとあわせて、開発の経緯がFIFAのページに載っていましたので、興味のある方はこちらまで。ちなみにバンクーバー冬季五輪のグラフィックアイデンティティはこちら。
世界中が注目する4年に1度の大会。このように「らしさ」を追求し「同じテイスト」でわかりやすく見せて行くというのは、ひとつのブランディングの重要ポイントではないかと思いました。内装や設計、ロゴマークのデザインなど、歯医者さんのデザイン開発にトータルで関わることの多いオジデザインワークスとしても、参考になるところが多くありそうです。
ozi design works奥田