前回のブログで弊社の照明のお話しをさせていただきましたが、先日弊社のスタイリスト梅本と一緒に「武石正宣」という照明デザイナーのレセプションに行ってきました。
こちらの照明デザイナーはこれまで、数々の賞を受賞し、最近では北青山に新しく出来たシンボルタワーの「AO」のライティングを手掛けるなど、今大変注目されている照明デザイナーのひとりです。
今回の展示会のコンセプト「素材化された光」で、全ての光源は5種類に分類されているというものでした。
松明や蝋燭による、人のDNAの奥底までしみ込んだ炎の光。
空気と気体の燃焼による、安定した明かりを模索した近世のガス灯の光。
フィラメントを燃焼させる、長い間慣れ親しんだ白熱灯の光。
電子の放電と蛍光体の反応による、効率的な蛍光灯、放電灯の光。
電子の流れが反応して、燃焼を行わず直接発光する次世代のLED、ELの光。
「長い炎の歴史の後で新しい光源が発明されて進化し、それに組み合わせた照明器具もデザインされ使用されてきた。言い換えれば、それはその時代に合わせ変化してきた光達ともいえる。ここで考えたのは、無意識に時間に対して順応し空間を柔らかく照らしだす 溶け合う様な光ではなく、意識的で素材化された光達である。」
彼のコンセプトの通り、彼の作り出す光はとても原始的な手法で照らす光であったり、
時空間の中で変化をしていく明かりだったり、照明と一言で表わすには少し違和感すら感じてしまうくらいです。
一見した風貌からは想像出来ない(失礼いたしました!)、心に訴え掛ける繊細なものでした。
弊社スタッフも医院のライティングには最大限の注意をはらい、効果を造り上げています。先生やスタッフの方々にとって、患者様にとって、色々な角度からどのように照らしたら一番ベストかを考えてデザインをさせていただいています。
光とはそれだけ人々にとってなくてはならないものであり、重要なものであると改めて感じた展示会でした。
12月ということで、表参道は街行く人々を照らすイルミネーションでいっぱいです♪
皆様にも沢山の幸せの光が灯しますように・・・
スタイリスト園山朝子