東京オリンピック2020が決まりました。日本人として喜ばしい事です。我々は会場のデザインや建築が気になる所ですが、メイン会場のデザインはロンドンで活動しているザハ・ハディド氏(イラク出身)の設計に決まったそうです。ハディドは、女流建築家で、RIBAスターリング賞や、建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞している世界の実力者です。コンペの審査員には、安藤忠雄先生がいたそうで、素晴らしい建物が出来る事だと思います。
しかし「デザイン通りに造れば2千数百億円になるかもしれない」と少し困惑の関係者。競技場を管理、運営する日本スポーツ振興センター幹部はハディド氏と、デザインの大枠は変えずに一部をとりやめたり、資材を減らしたりして費用を減らす方策を話し合ったらしいです。
建築や内装はコンセプトやデザインも大事ですが、同等もしくはそれ以上に予算やメンテナンス等が、重要でこちらは我々の作っているお店や医院と全く同じ事ですね。美しいデザイン建築は、美しく作って、美しく運営できて成り立つものです。
オジデザインワークス株式会社 橋本