昨日から東京ビックサイトで開催されているインテリアライフスタイル展に行ってきました。東京から世界へ向けて『さまざまなライフス タイルを提案する」インテリアの新作展示会です。家具、照明を始め、テキスタイルやインテリアグリーン、デザイン家電に至まで多くのプロダクトが展示されていました。オジデザインワークスでは、歯科医院の内装に、何かあたらしいい内装材や、内装に使用する、備品、小物の新商品等を定期的に、調査しています。
展示会の魅力は展示物に限らずブースの創りにも感心する事がたくさんあります。
内装設計、デザインとは違いイベント性の高さを軸に構成されたトラス構造や補強の手法です。他にも、内装デザインを想い描かせるようなブースの創り方だったりお客さんを招く導線構成といろいろと勉強になります。残念ながらブース内は撮影撮影禁止でお見せする事ができません…残念です。
他業種の手法を、研究する事で歯科医院の内装設計、デザインの参考になる事は、多々あります!
そこで展示会で面白いマテリアルがありましたのでご紹介です。写真右下の石タイルです。こちらの内装建材は、磁器質タイルと石材の良いところを掛け合わせて創られた素材です。
近年は、石材の加工は中国で行なわれるため、世界中からからすばらしい素材が中国に集まり高度な技術により成形されます。10年程前は、中国産の石材は安価な物だけのイメージでしたが、現在は良質な物含め中国産がメインです。
石材は天然物になり磁器質タイルに比べ密度が荒く割れたり欠けたりしやすい内装素材ですが、上記の商品は、石材とセラミックを圧着し素材自体を薄く仕上げた商品で、従来の石材の風合いそのままで、コスト、強度や重量、施工方法等が、飛躍的に向上した商品です。
磁器質タイルは陶土や石灰などの原料を1000~1200℃で焼成したものになり、硬質で密度が細かく石材より固い素材になります。しかもサイズは60cm角と立派なマテリアルになってきます。
更にすごいことにアルミパネルに成形することで120cm×240cmと特大サイズのマテリアルの商品も用意してあります。
高度な技術を活かし、重量の問題・運搬方法・施工方法と密接なリンクに依り、
見栄えとコストパフォーマンスをより良くご提案できる商品ではないかと想います。
歯科医院でも、上手く使えば活躍しそうな、内装素材のご紹介です。少し高価ですが・・・
インテリアデザイナー 江畑