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色使いが良いのももちろんですが、
機能面も含めてお願いして本当によかった

橋本
患者さんの実際のリアクションなど、何か感じることはありましたか?
片桐先生
やはり良い反応が返ってきますね。初診にきてくれて、医院を評価するとかではなく、「きれい」とか「うれしい」って言ってもらえる感じが多いです。
麻衣子先生
医院がきれいというのと、設備とのバランスですかね。同業者などの知り合いなどは「やっぱりデザイナーさんにお願いするとこんなに素晴らしいんだね」と言ってくださいます。開業の案内状パンフレットを送った時は、この郵便物、どこからきたの?って、まるで高級ブランドのブティックやホテルみたいですごくきれいとほめて頂きました。意外性というか、自分たちが想像していたものと違うイメージ、良い意味でイメージから外れていた所にすばらしい認知がありました。
片桐先生
また案内状を見て頂いただけで、医院を想像して頂けている感覚をもちました。DM一枚で、医院のイメージが思い浮かぶと、患者様からそんな言葉を頂戴したりもしました。1枚のカードでそういう言葉を聞けるのは素晴らしいなと思いました。
橋本
グラフィックデザイン、また印刷物関係というものは、イメージ上、やはり効果の高いツールの一つです。その開業という部分をただ”告知する”のではなく、”伝える”という意味をよく考えなければいけないと思っています。極力共感してくれる人が多いという所にこだわると言いますか、単純にすべてのデザインにミッションを持ち、ポジティブな部分を表現する。そして多くの共感者を得る事。そこは弊社が大事にしている部分であります。
ところで、プロジェクトを進める上で、インテリア、グラフィック、Webとそれぞれの担当者がいますが、今回、発見した部分や感じた部分などございましたか?
片桐先生
一番初めに、僕たちの考えを変えて下さったのが一番大きかったです。やはり私たちは素人なので、自分たちの思い描いていたものと全然違うと正直思いました。それはすべての分野において感じました。それぞれに提案性がある形ですよね。
麻衣子先生
CGで、医院のイメージがわかるのはいいですよね。プラン図面のみという所もあると思うのですが、やはり提案して頂いた内装の内容がすごくイメージしやすいです。
橋本
そうですね、本当に歯科医院開業は一つのプロジェクトなのです。目的はやはり、そこに歯科医院があって、それは地域の人があってこそだと思います。かっこいいなとかきれいなとかではなく、なぜ今回このデザインにすべきなのかなど、そのミッションの中での内装やデザインの部分をしっかり考えていかなければならないと思います。
そこがしっかりしていないと、これはもう好みの世界になってしまいます。我々はプロとしてのアプローチの道を失いかねない仕事の流れが出来てしまってはとても怖い事です。
片桐先生
院内の壁一つをみても、内覧会に来た同業の方々は皆、びっくりしてました。
橋本
デザインだけでの選定ではなく、消毒しても大丈夫なものを使用しております。
片桐先生
今まで見た事ない空間で、非常に色使いが良いのももちろんですが、機能面も含めてお願いして本当によかったと思います。
橋本
開業後、数ヶ月経って、明るいスタッフさんの対応等、医院の雰囲気がとても良く私たちも大変うれしく思います。今回は大変重要なプロジェクトのご依頼含めまして、あらためて本当に、ありがとうございました。
お話をうかがった
先生のご紹介

片桐歯科医院 www.katagiri-dental.com

院長・歯科医師

片桐 貢平 (かたぎりこうへい)

  • 日本臨床歯周病学会会員
  • ITインプラント認定
  • Bronemorkインプラント認定
  • AQBインプラント認定

歯科医師

片桐 麻衣子 (かたぎりまいこ)

  • 日本臨床歯周病学会会員
  • ITインプラント認定
  • 日本小児歯科学会会員

どうしでも作業場としてだけの
医院を作るのは避けたかった

橋本
まず最初に、オジデザインワークスを知ったきっかけはどのような経緯だったのですか?
片桐先生
歯科専門誌クインテッセンスの中に、僕が以前勤務させて頂いていた波多野歯科医院や原宿デンタルオフィスさんのきれいなクリニック紹介がありまして、僕たちはその時に感じた医院のデザインに対する気持ちをディーラーの方に相談をしました。その中でオジデザインワークスさんの存在を教えていただきました。そして、オジデザインワークスさんの様々な事例を拝見させて頂き、これは!と思い、迷わず相談しようと思ったのです。
橋本
ありがとうございます。両医院共に日本を代表するすばらしいドクターと医院デザインだと思います。弊社の実績では無いのですが(笑)・・・学びたい事の多いクリニックですね。先生のそのお話を聞いて、奥様はどう思われましたか?
麻衣子先生
私はまず会社として見て、その後、御社の事例などを私も拝見させて頂きました。後は直接お話をさせて頂いた中で、一緒に仕事をしていける感じがすごくあり、これは信頼できる会社だと思ってお願いしました。
橋本
先生方の夢や、仕事の姿勢、人生を表現する事は非常に困難な事です。少しでも多く話し合い、信頼関係を築く事が重要ですが、かなりデリケートな部分ですね。先生の場合は、視覚的な部分まで具体的ではないですが、マインドの部分や、ビヘイビアの部分にしっかりしたイメージをお持ちだと私たちも感じました。その辺に難しさがあるのだと思います。
片桐先生
歯医者さんと聞いてイメージする、よくある歯科医院の形しか見せていただけなかった。正直、すごいなと言う印象が全くもてなかったのです。
麻衣子先生
私たちもデザインを創っている感じが全然なく、提案にもデザインの要素を感じることができなかったです。予算や期間など、制約はもちろんありますが、どうしても作業場としてだけの医院を作るのは避けたかった。
橋本
開業前から何かイメージを強くお持ちでしたか?
片桐先生
言葉では難しいのですが、なんとなくイメージはもっていました。ただ、自分たちのイメージより、オジデザインワークスさんが提案していただいた内容が、とても印象的でした。私たち2人に合う医院というコンセプトを聞かせて頂いた時、是非お願いしたいと思った。
橋本
新規開業する事はとても大変な事だと思います。歯科業界は他の業界に比べても重設備の業界だと思いますし、工事費、設備費など色々と非常に費用がかかるので、他業種と比べるとリスクの大きい業界だと考えます。しかしながら、今迄は保険制度などで成り立ってきた業界で、そこが今、崩壊し変革の動きの中にある様に感じています。
我々の立場でお手伝い出来る事も増えて来ていますし、重要だと感じて頂ける医院様も増えています。ただ、実際デザイナーを入れる事によって、費用的な心配や、実際どんな仕事をしてくれるのかなど、我々としてもしっかりと説明して行かなくてはいけない部分、もっとよい方法はある事を提案しなければいけない部分ですが、まだ十分ではない部分です。今回、デザイナーを使うという部分で先生方は、どのようなイメージをお持ちですか?
麻衣子先生
例えば、診察券などをこんなイメージにしたいなぁと思うのですが、やはり、私たちはデザインのプロではないので、いつも、自分止まりで終わってしまう。良いものを作ろうとおもったら、やはり予算は大事ですが、その予算を少しでも越えた時にどれくらいの良いものが見えるか、良いものを先に頑張って進める事で自分たちの理想や、イメージ以上に仕上っていくのをすごく感じました。
片桐先生
これは余談ではありますが、私が一番初めに務めました医院の診療自体がそうだったのがすごく大きいんですが、その院長先生の考えが、「やるのであればひとつ上の事をやるということ」でした。
橋本
とても、よい教えですね。勉強させて頂きました。先生自身を後押ししてくれる存在であったわけですね。何事も同じだと思うのですが、デザインというのは、努力すればする程、ネガティブな要素に多く直面します。例えば、予算や時間、法規等いつも色々な事で壁を感じながらプロジェクトの進行がある訳です。しかし、その中で我々がデザイナーとして思う事は、すべての事に対して常にポジティブな視点からアプローチにしていく様に努めてます。ネガティブな要素から、デザインを決めない。良い部分があるからこうなったと言えるデザインですべて満たしたい。そう考えています。

プレゼンテーションには度肝を抜かれましたね
あれ、何度でも見たい!

橋本
なるほど。でもあきらめてほしくないですね、患者さん達は、少しでも環境の良い歯科医院ができてほしいはずですし、そういった歯科医院に通いたいはずだと思います。
山口先生
勝手なイメージですが、通常の業者に頼んだ場合と内装費用を比べたら、3倍くらいを想定していましたから・・・。知り合いの紹介であれば、その辺の話も聞きやすいのですけど。
橋本
全くの誤解です。歯科医院の内装費は大きく変わらないと思います。我々が入ると照明器具が少し増えるくらいで、内装材は、一般的な物と値段は変わりませんから。ただ、なかなか直接お会いして説明する機会はありませんから、その辺の誤解については僕らのこれからの課題として考えなければいけないと思います。 その他にそれと、オジデザインワークスではトータルデザインということで仕事をさせていただきましたが、それについてはいかがでしたでしょうか?
山口先生
これは楽でしたね。幸い僕の場合は勤めながらではなかったのですが、そうでない先生もいらっしゃいますよね。本当に助かると思いますよ。もしも印刷物やホームページ、そして内装工事と、それぞれ別の業者に頼むことになったら、まず、各業者と打ち合わせをすることになりますよね。その度に、同じ台詞を繰り返し・・・。その他にも、開業前に考えることは山積みですからね。それでいて、結果このような高いクオリティーと統一感を出すことは無理だったと思いますね。
橋本
そう言っていただけるとうれしいです。デザインのコンセプトを軸に、決してブレることのないよう、それぞれのデザイナーは常にコミュニケーションを取り合います。もちろん、デザインを決める時は、お互いぶつかったりすることもありますけど(笑)。
山口先生
そう、オジデザインワークスのプレゼンテーションには度肝を抜かれましたね。あれ何回でも見たい!(笑)。本当にすばらしかった!実際、その通りにできあがったことにも驚きでした。
橋本
ありがとうございます。僕たちも大切にしているところです。過剰なプレゼンをしようとは思いませんが、まだ形のない物へお金をかけなければならない先生のお気持ちを、少しでも安心させる材料になればとも思っています。
もっとも山口先生のように喜んでいただけるのは本望です。プロジェクトを進める中で周りの反応はいかがでしたか?
山口先生
僕のプレゼンテーションのときに同業の友人が一緒に見に来ていましたよね。「うわ、すごいな!」というつぶやきから、プレゼン終盤には「自分もそうしたい!」ってその気になりましたから。結局お願いすることになったみたいですね(笑)。
今回のプロジェクトで興味深かったのは、オジデザインワークスのデザインが先生によって全く違うというところでした。自分でも気づいていない個性を、デザインという形で表現してもらうのは本当に楽しかったですよ。これまで携わってきた歯科医院をいろいろ拝見する機会もありましたが、どれも違います。
橋本
そうですね、僕たちはただ単に歯科医院という箱をデザインしているつもりはありません。人ありき、のデザインをしています。特にクライアントになる先生についはご存知の通りねほりはほり伺うことも多かったと思います。『先生らしさ』がここに通ってくる患者さんに伝わるよう努力しました。結果、そこには先生の思いがあって、スタッフ、そして患者さんといったように・・・。みなさんにとって心地よい空間であればと思います。
山口先生
これからオジデザインワークスさんもお忙しくなりそうですね。
橋本
先生を見習ってがんばります。本日は、ありがとうございました。
お話をうかがった
先生のご紹介

山口歯科医院 www.yamaguchi-dent.com

院長・歯科医師

山口 文誉 (やまぐち ふみよ)

  • 日本歯周病学会認定医・専門医
  • 厚生省認定臨床研修医指導医
  • AO (Academy of osseointegration)
  • アメリカインプラント学会会員

僕の姿勢をデザインという形で
表す事ができたのは本当に良かった

橋本
今回の新規開業において、どういうお考えでデザイナーを使おうと思ったのですか?
山口先生
今まで歯科医として一生懸命やってきた事、『丁寧で嘘のない治療』という事を歯科医院のデザインにおいて『丁寧で嘘のないデザイン』を表現したかったのです。それは患者さんが来てくれて伝わる事だと思うので・・・。結果、僕の姿勢をデザインという形で表す事ができたのは本当に良かったと思います。
橋本
ありがとうございます。僕らも先生の誠実な思いを先生の患者さんへどう伝えるかということをテーマにデザインしました。この医院へいらっしゃる患者さんの一人でも多くに感じてほしいですね。ところで、先生はどのタイミングで僕たちデザイナーに会おうとお考えになったのですか?
山口先生
開業を考えた時、はじめの段階ではデザイナーを使うことは考えませんでした。僕のイメージではデザイナーにお願いするのは40後半くらいで、自分にはまだ生意気なのかな?と思いましたし、費用もかかり過ぎるのではとも思っていましたね。
正直、先輩の先生たちのように一般的なメーカーの設計者とマニュアル通り、一緒にやっていくのかな、と思っていました。開業を考えてから自分なりに何件か知り合いの歯科医院を見学してまわったのですが、その中で、僕のイメージにあったものが2軒ありまして、そのうちの1軒の方のデザイナーを調べました。それがオジデザインワークスだった訳です。この後で知る事になったのですが、実は2軒ともオジデザインワークスの手がけた仕事だったのですよね・・・本当にびっくりしました(笑)
橋本
それには僕たちも驚きましたね。しかも、2軒ともそれぞれコンセプトやイメージが大きく違うものでしたので・・・、よほど縁があったのでしょうか(笑)。
山口先生
お会いして具体的なお話を伺うまでは、正直迷いはありましたね。
橋本
それは費用とか、機能的に大丈夫か、とかですか?
山口先生
そうですね、デザイン料という別の費用はかかりましたけど、その倍の勢いで売り上げがのびるっていう感じです。実際は開業から3ヶ月でペイできたのですよ(笑)。
橋本
目に見える結果が得られて僕たちもうれしいですね。デザインを経営に反映させることも常に意識していますから、経営的に見ても美しくありたいですね、デザインは。山口歯科医院が成功している事が一番です。決してきれいな『作品』を作りたいだけ訳でもありませんから・・・。歯科業界ではまだまだ僕らのようなデザイナーを使うことじたい、まれなケースだと思いますが、その辺の不安はありませんでしたか?
山口先生
業界トップでご活躍のオジデザインワークスさんは、やはり気を使ったオフィスを構えていますね。その姿勢は見習うべきことだと常日頃思っていました。でも、デザイナーを見つけるのは難しいですね。これは実感です。敷居も高いっていうイメージもありましたから・・・。

インテリアにしてもロゴマークにしても、
先生にお似合いね!と言われるのが一番嬉しい

楠原先生
施行側やメーカー、業者との打ち合わせもオジデザインの方で仕切ってくれていたので、すごくやりやすかったですね。本来、女医というだけで難しい交渉もありますが、橋本さんがいつも私の立場で物事を進めてくれたのも心強かったですね。『わきあいあいと仲良く業者さんと仕事をするつもりはない、あくまでも監督者としてまとめる立場なので』と言ってくれた時もありましたよね。ビル側との面倒で意味不明な交渉や、業者さんとの見積査定、交渉など、見事なお仕事、本当に助かりました。
橋本
僕も女医さんは初めてのクライアントで、年齢も近く初めてお会いした時に本音で話ができたと思います。熱意があって志も高く、ぜひご一緒に仕事をしたいと思いました。こういう仕事は信頼関係がないと難しいものですから、そういう意味で、結果的にも先生とはとても良い関係を作れたと思います。
楠原先生
あと、デザイナーを使わなければ決してできなかったことがあります。勤務医として勤続何年、そろそろ開業ですね、という話からはじまり利便性と値段を追求していくやり方に納得できず、私はそれだけじゃない!と強く思っていました。オジデザインワークスでは私の診療スタイルから開業にあたっての思い、私自身のことまでを十分理解してもらった上で、それをデザインによって形にしてくれたのです。結果的に患者さんへその思いが伝わるのですよね。
橋本
このプロジェクトが進む中で、興味深かったことはありますか?
楠原先生
とにかく、プレゼンテーションの度に、自分の話したことが明確になっていくというところには驚きました。自分の頭の中ではぼんやりしているものが、オジデザインのプレゼンテーションはCGでリアルな形になっているのです。これはわかりやすかったです。それによって無理をしないで、自分にできる事とできない事もはっきりと解ってくる。あと、過剰すぎないっていうのも助かりました。過剰なものを提案されても正直困りますから・・・(笑)。
橋本
プレゼンテーションではいかにリアルに伝えられるかを考えます。特に図面を見せただけで空間を想像するのは難しいのです。これをリアルにするひとつの手段としてCGはとても効果的だと思っています。でも、先生にしてみれば、出来上がってみないことには本当の意味で安心できませんよね?
楠原先生
疑っていた訳ではありませんが、工事が始まって、自宅から現場が近かったこともあって何度か様子を見に来ていましたね。でも、出来上がったときにCGと同じだったことにも正直おどろきましたよ(笑)
橋本
開業して患者さんをはじめ周りの反応はいかがですか?
楠原先生
とってもいいですよ!まず、鶴川の人たちが喜んでいますね。きれいで通いたいと思う歯科医院が家の近くにできたと言ってくれる患者さんが多いですね。通院に時間をかけて都内までいかないと自分の通いたいと思うような歯科医院がないと言われている中で、私は鶴川の人たちが「家の近くにできたよ」と言われる歯科医院を作りたかったのですから、本当にうれしかったですね。
あと、インテリアにしてもロゴマークにしても『先生にお似合いね!』と言われるのが一番うれしいですね。友人や長く付き合ってきた患者さんには『先生らしい!』ともよく言われます。同業者からは紹介して欲しいと言われますね。ただ、高いのでしょ?とも言われます。詳しいところの話をするとみんな納得しますけど・・・。
橋本
僕たちは残念ながら、患者さんの反応を直接伺う機会はありません。こうして先生を通し、様子を知る事はとてもうれしいですね。
楠原先生
もちろん、私にとっても『お気に入り』の空間です。常に患者さんをお招きする立場としてその空間は患者さんにとってはもちろんのこと、自分にとっても『お気に入り』でなくてはなりませんでしたから。やっとそれが形になり、仕事に対してモチベーションもあがりますね。もちろん一緒に働くスタッフにとってもそうであって欲しいと思いましたから、今回のプロジェクトをすすめるにあたって、オジデザインワークスでの打ち合わせにスタッフも参加させました。それによって、彼女たちの医院への思いが強くあることを私はとてもうれしく思っています。
橋本
先生がスタッフ一人ひとりをとても大切に思い、彼女たちへより快適に仕事ができる空間を与えたいという思いがありましたから、その思いが伝わってよかったです。今回は歯科医院の特徴にもなっている歯科衛生士の専用のスペースを設けましたが、いかがですか?
楠原先生
ドクターも衛生士も助手もテクニシャンもそれぞれの役割があります。とりわけ衛生士はドクターの指示のもとで患者さんの口を触る仕事であり、実際患者さんとのコミュニケーションをとる時間は私たちドクターよりは多くあるように思います。
そのコミュニケーションの場を一番目立つクリアなスペースとして設けることで、あえて隠すのではなく、見せるという考え方、衛生士がしていることはドクターも見てくれている安心感。初めはクレームも出るのではという不安もありましたが、結果、患者さんのモチベーションを上げることとなり、次の治療へのステップ、または今後のリコール、紹介と繋がるようです。実際、患者さんに言わせると、外から見るよりも中からは外が気にならないようですね。
橋本
そこは照明の位置で、中からは外が気にならないように配慮しました。実際は、中から外はそんなに見えないはずですよ。
楠原先生
(驚!)まだ私の気づいていない仕掛けがありそうですね(笑)。

お話をうかがった
先生のご紹介

つるかわ楠原歯科医院 www.kusuhara-dent.com/

院長・歯科医師

楠原 文 (くすはら あや)

  • 顎咬合学会認定医
  • 日本口腔インプラント学会
  • 歯科ドック学会
  • 口腔衛生学会

学校法人鶴見歯科学園横浜歯科技術専門学校にて衛生士科講師兼、付属診療室勤務。
小田急沿線の医療法人の院長を経て、町田市鶴川に「つるかわ楠原歯科医院」を開業。

トータルでお願いできることが
想像以上に楽で、想像以上にすばらしかった

橋本
楠原先生にお聞きしたいのですが、今回の開業でなぜデザイナーを使うことを考えたのですか?
楠原先生
歯科医院の開業は通常、勤め先に出入りしているディーラーへ開業の話を相談するところから始まり、ディーラー側から開業についての一式分の、厚い資料が渡されます。その中にはデザインから施行、看板、物件まで何もかもお膳立てされているようなものなのです。素人の私たちにとっては必要なものかもしれませんが・・・。
自分がこれまで勤務医として働く中で、いろいろな夢や想像をもって開業に向けて挑むわけですが、まだこれからという時で自分でもはっきりしない状態です。そんな時期に、明確な物を渡され、『これにのっとってやってください』と決められたレールを引かれた気がして、自分の考えていたこととの温度差を感じたのです。そこから予算の話になり、いくら用意してくださいといわれると、変な話、お金だけを払う人みたいに思えてきたのです。用意する予算も正直少ない額ではないし、親へも負担をかける中で、自分の望む歯科医院とかけ離れ、現実はこんな物ですというという話をされるとせつなくなって・・・。
橋本
実際、そういうご相談はよくありますね。いろいろな思いがあって開業を考え、相当な予算もかける中で、その思いが伝わらず形にできないのは大変なストレスだと思います。
楠原先生
そこから私の方法としてはインターネットや雑誌(商店建築)などでオシャレなお店、建築物を調べることにしました。その中でも自分の想像が形になっているものを探しました。最近ではデザイナーを使っている歯科医院があることは知っていました。私の望むべきはこの方向だと自分なりに思っていたので、何度もその話をディーラーさんに相談しました。でも、帰ってくる返事は『そういうケースは一部のお金持ちの先生たちもので、それなりに近いものを真似して作れますから』というものでした。私はデザイナーに近づくことすらできないのだろうか・・・と思う時期もありましたね。その他にも内装のデザインはもちろんのこと、リーフレットやホームページといろいろ決めごとがある中で、それはおいおいと先送りされトータル的なものが全く見えない状態で何千万を使うという事の不安はつづきました。そんな時、オジデザインワークスを知ったのです。もうディーラーを使って接触しようとは思わず、自分から行動を起こしました。まず、オジデザインワークスのかかげている「トータルデザイン」にひかれました。患者さんが来院したときの空間の印象から、ホームページを見ても看板を見ても、リーフレットを手にしても、イメージがひとつになるという自分の理想、想像するものがこれだ!と思ったのです。
橋本
ありがとうございます。まさに僕たちが大切に考えている「トータルデザイン」が先生のお考えにお答えできてよかったです。
ところで先生は、いつ頃どういうきっかけでオジデザインワークスを知ったのですか?
楠原先生
開業に向けて、すでにディーラー側から施行主、設計者、物件までも用意され家賃まで発生するというところまで追い込まれていた頃でしたね。正にタイムリミット寸前で動いたって感じですよ。紀伊国屋に駆け込み雑誌を探して、その中の『商店建築』にオジデザインワークスの作品が掲載されていて、見つけたのです『これだ!』というものを。早速、インターネットで『オジデザインワークス 橋本亮介』と検索して、連絡をとりました。
これまで私はこういう理想的な歯科医院はごく一部の先生のためにあるもので、自分には手の届かないモノのような気がしていましたから、本当にすがる思いでしたよ。自分の創造している物を手に入れるには、行動力と少しの勇気ですね。
橋本
そこまでの思いをなさってオジデザインワークスにご連絡いただいて本当に光栄です。そんな中でもやはりデザイナーを使うことで不安もあったと思いますが、どうでしたか。
楠原先生
そうですね、もちろん不安はありました。はじめてスターバックスでお会いして正直なところの話をさせて頂きました。第一印象で年齢が近いこと、本音で相談したときの対応で不安はなくなりました。この時にはお願いする事は決めていました。即決でしたね(笑)。
いろいろなメーカー、業者の人もオジデザインワークスでのプレゼンテーションに参加していく中で、みんなが私の思いを理解し、今回の開業に向けてモチベーションをあげてくれたように思います。それにも安心しましたね。
橋本
予算もデザイン料が別にかかりますから、負担になったのでは・・・
楠原先生
たとえば通常、予算の提示があってもそれは最小限で、実際それだけではなくあとから必要なものがどんどんプラスされる訳ですよね。オジデザインでは最初から家具や備品、封筒までも含まれたかたちで予算の提示があるので、その段階で全体のバランスを見ながら、かける部分と押さえる部分について相談できたのは良かったですね。実際、節約できるところもありました。開業するにあたってそんなに金銭的に余裕があったとは言えませんが、結果的にやるべき投資でした。
橋本
いくらきれいな歯科医院ができあがったとしても、無駄にお金をかけることがいいことだとは思いません。より効果的に予算を使う事も重要なデザインの仕事ですから。結果的に先生が得を感じてくれた時、はじめて成功と考えます。先生にとってデザイナーを使ったことで効果的だったと思うのはどんなところですか?
楠原先生
先ほどの予算の話もそうですが、時間の節約もできましたね。オジデザインでは早めの段階で、スケジュールをだしてくれてそれに沿った打ち合わせをするわけですが、何度も同じ内容をいろいろな人に伝えるという無駄はなかったです。打ち合わせも終わってみれば効率良く、中身の濃い打ち合わせやプレゼンも計4、5回程度でしたよね?多くの先生たちが、打ち合わせ、打ち合わせ、お金、お金で考える余裕がないって言っていますが、時間がないわりには決められた段階で自分の考えるべきことを十分に相談、検討できたと思います。
橋本
これから開業を控える先生にとって時間はいくらあっても足りないでしょう。貴重な時間を有効に使って頂きたいのです。それには、僕たちが無駄な時間をとらせないようプロジェクトの進める役割を果たすべきだと思っています。今回もそういった意味では努力しましたが、先生の決断力と明快さ、先見性のおかげもあり、特にうまくいったケースだと思います。

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